公立高校の赤本や模擬試験で毎回見かける規則性の問題。
ほぼ必ず出題されており配点も高いのに、学校でも塾でもほとんど解き方を教えられることがない。
なんとか成績を上げようと、本屋で規則性の問題を扱った参考書を探しても、規則性に特化した本は滅多に見つからない。
入試対策の総合問題集を買っても、規則性の問題は多くて2~3ページ程度しか書かれていない。
そもそもどうやって規則性の問題を勉強していいか分からず、途方に暮れている受験生にこそおすすめしたい問題集が、この「全国の公立校入試に出た規則性の問題」だ。
目次
「全国の公立校入試に出た規則性の問題」の特徴まとめ
難易度 | ★★☆☆☆ | 入試基礎レベル |
問題数 | ★★☆☆☆ | 76題 |
内容 | 公立入試の規則性対策に特化した問題集 | |
ページサンプル | 公式サイトに掲載あり | ⇒問題 ⇒解説 |
使用開始時期 | 中学2~3年 | |
楽天での評価 | 取扱なし | |
Amazonでの評価 | ★★★★☆ | 星4.2 ⇒口コミ(旧版) |
「全国の公立校入試に出た規則性の問題」の難易度と到達レベル
この問題集は、易しい問題から難問まで、いろいろな規則性の問題がA,B,Cの3レベルに分類されて掲載されている。
そのため、公立高校の入試問題を受験予定の受験生なら、レベルに関わらず誰もが使って損のない問題集となっている。
また、規則性の問題を解くためには、図形や関数の知識を必要としない場合が多い。
本書についても、中2程度の数学知識があればほとんどの問題を解き進めることが出来るだろう。
問題数やページ数は、一般的な問題集に比べると少ないが、全てが規則性の問題(全国の公立入試の過去問)であることを考えるとそれなりの練習量になる。
これだけの問題数をしっかりとこなせば、規則性の問題の解法パターンは頭に叩き込まれること間違いない。
模試などで規則性の問題の点数を上げたい受験生にとっては、まさに最適の問題集の1つとなり得るだろう。
規則性の問題を赤本でしか対策してこなかった他の受験生に比べて、知識面でかなり差をつけることが可能だ。
「全国の公立校入試に出た規則性の問題」のおすすめの使い方
問題にはそれぞれ難易度A,B,Cが割り振られている。
規則性の問題が苦手な場合は、まず難易度Aの問題だけでも完璧にすると良い。
難易度Cの問題の中にはかなり難しいものも含まれており、志望校のレベル(偏差値60以下くらい)によっては、後回しにしたり飛ばしてしまっても問題ない。
各問題には詳しい解説が書かれている。
自力で解けなかった問題は解説をじっくり読んだ上で、解法を覚えられるまで3~4回は繰り返し解き直しをしておくことが重要だ。
中学数学に範囲を限る場合、規則性やそれを記述する数列知識はかなり限られてしまう。
本書に書かれた内容をマスターし、類似した問題を解けるようになるだけでも結果は目に見えて変わってくるだろう。
また逆に、本書に書かれていないような異常な難易度の応用問題が入試本番で出題されてしまったら、捨て問であると素早く判断して別の問題に注力するのが賢明だろう。
「全国の公立校入試に出た規則性の問題」の目次と問題数
1.工夫して数える 16題
2.2乗の数に注目する 4題
3.倍数や余りに注目する 6題
4.グループに注目する 4題
5.同じ数ずつ増える 11題
6.同じ数ずつ増えない 6題
7.複数のパターンが混じった問題 29題
合計問題数 76題
問題編ページ数 77ページ
解答ページ数 4ページ
解説ページ数 20ページ
合計ページ数 101ページ
問題は大体1ページに1題。
1題の大問に対して小問がそれぞれ2~4題ほど掲載されている。
問題はほぼ全て公立高校入試過去問から採用されている。
解答と解説が別ページに分けて書かれており
解答には答えのみ、解説には解き方が詳しく記載されている。
「全国の公立校入試に出た規則性の問題」についてのQ&A
これは各年度ごとの全国の公立高校や私立高校の問題を徹底的にかき集めた問題集(資料集)だ。
公立高校で出題される規則性の問題は、どの都道府県の問題も似たり寄ったりなので、別の都道府県の問題もかなり参考になるはずだ。
毎年出版されているので、規則性の問題の最近の傾向をつかむのにも適していると言える。