難関校の入試に向けて数学の問題集を買ったけれど、
そもそも解き方が分からなくて手がつけられない。
問題をどんどん解き進めるよりも、
まずは典型パターン問題を頭に叩き込んで
応用問題の解き方の基礎をしっかり身につけたい。
そんな受験生にピッタリの参考書が、
高校への数学「1対1の数式演習(図形演習)」だ。
目次
高校への数学「1対1の数式演習(図形演習)」の特徴まとめ
難易度 | ★★★★★ | 難関入試対策レベル |
問題数 | ★★★☆☆ | |
内容 | 例題を通して応用問題の解放を習得する参考書 | |
ページサンプル | Amazonにページサンプルあり | |
使用開始時期 | 過去問演習前 | |
楽天での評価 | ★★★★☆ | 星4.5 ⇒数式演習口コミ ⇒図形演習口コミ |
Amazonでの評価 | ★★★★★ | 星4.5 ⇒数式演習口コミ ⇒図形演習口コミ |
高校への数学「1対1の数式演習(図形演習)」の難易度と到達レベル
1対1の数式演習(図形演習)は、解法を学ぶための参考書だ。
そのためか、高校への数学シリーズの中でも
問題だけが書き並べられている問題集(レベルアップ演習など)に比べて
入門書的な位置づけだと誤解されがちだ。
しかし、実際は高校への数学シリーズの中でも難し目の部類に入ると思われる。
中学3年間の数学を完璧に理解していなければ手も足も出ないだろう。
また、そもそも50~60くらいの偏差値の高校を目指すのであれば
全く本書のような難問に手を出す必要はない点には注意が必要だ。
一方で、超難関校を目指す場合は過去問演習前に本書を周回しておくと、
過去問の理解度が全く違ってくるだろう。
高校への数学「1対1の数式演習(図形演習)」のページ構成
1対1の数式演習(図形演習)のページ構成は
チャート式や中学数学の発展的学習などと全く同じ構成となっている。
各ページにはまず例題が示され、その下に解法のポイントや解答・解説・類題が示される。
最下部には例題と同じ考え方を用いれば解ける練習問題が掲載されている。
ただし、チャート式や中学数学の発展的学習と比べると、
練習問題がかなり応用を意識している点が異なる。
練習問題は、例題と数値だけが異なるような問題ではないことが多く、
一見するとどこで例題と同じ考え方を用いればよいか分からないようなものも多い。
例題の難易度のみならず、練習問題でも適度に頭を使わなければならないような
仕組みになっている点が大きな特徴だと言える。
高校への数学「1対1の数式演習(図形演習)」のおすすめの使い方
まずは解答を見ずに例題を解いてみる。
解けなかったものには印をつけておき、
解答を読んで理解する。
解答が理解できたら、すぐに解答を隠して答案を自分で再現してみる。
解けずに印をつけた問題については、
次の日などにしっかり解き方が覚えられたかどうか繰り返し練習をする。
分野別に問題は周回し、全問完璧に解けるまで繰り返す。
練習問題は例題を解いた直後に解いてしまうのが良いが、
あまり時間をかけずに素早く全分野を見渡したい場合は
例題だけを解いていくのも良い。
高校への数学「1対1の数式演習(図形演習)」の目次と問題数
1対1の数式演習
1.式の計算
要点のまとめ 3ページ
例題と演習題 各16題
演習題の解答 7ページ
2.整数
要点のまとめ 2ページ
例題と演習題 各13題
演習題の解答 4ページ
3.文章題
要点のまとめ 2ページ
例題と演習題 各14題
演習題の解答 5ページ
4.場合の数・確率
要点のまとめ 2ページ
例題と演習題 各17題
演習題の解答 7ページ
5.関数(1)
要点のまとめ 4ページ
例題と演習題 各17題
演習題の解答 8ページ
6.関数(2)
要点のまとめ 2ページ
例題と演習題 各18題
演習題の解答 8ページ
類題
問題数 8題
解答 2ページ
合計例題・問題数 198題
ページ数 167ページ
1対1の図形演習
1.直線図形(1)
要点のまとめ 2ページ
例題と演習題 各13題
演習題の解答 6ページ
2.直線図形(2)
要点のまとめ 2ページ
例題と演習題 各17題
演習題の解答 8ページ
3.円(1)
要点のまとめ 2ページ
例題と演習題 各14題
演習題の解答 7ページ
4.円(2)
要点のまとめ 2ページ
例題と演習題 各17題
演習題の解答 8ページ
5.立体(1)
要点のまとめ 2ページ
例題と演習題 各16題
演習題の解答 9ページ
6.立体(2)
要点のまとめ 2ページ
例題と演習題 各16題
演習題の解答 7ページ
7.動く図形
要点のまとめ 2ページ
例題と演習題 各13題
演習題の解答 6ページ
合計例題・問題数 212題
ページ数 184ページ
高校への数学「1対1の数式演習(図形演習)」についてのQ&A
「日々のハイレベル演習」がおすすめだ。
ただし、この参考書(1対1)自体、結構難易度が高く
マスターするのにもそれなりに時間がかかると思われる。
そのため、マスターし終えたらさっさと過去問演習に移っていくのも一つの手だ。