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本屋やネットショップでいろいろな数学の参考書を探してみると痛感することなのだが、意外と中堅公立高校の入試に向けた数学問題集は数が少ない

定期テストレベルの簡単な計算練習の問題集ならたくさん見つかる。
また逆に、超難関私立高校の入試対策問題集もたくさん見つかる。
ところが不思議なことに、中堅公立高校の入試対策に特化した問題集だけはなかなか見つからないのである。

そんな公立高校志望の受験生たちにとって、救世主となってくれるであろう問題集が、「入試によくでる数学(標準編)」だ。

正直なところ、公立高校入試の対策問題集としては、これ1冊を完璧に仕上げれば全く問題ないのではないかと私は個人的に考えている次第だ。
ここでは、「入試によくでる数学(標準編)」の難易度や使い方についてまとめてみたいと思う。

目次




入試によくでる数学(標準編)の特徴・評価まとめ

難易度 ★★★☆☆ 入試基礎レベル(偏差値50以上)
問題数 ★★★☆☆ 201問
内容 例題を通して解き方を学ぶ問題集
ページサンプル なし
使用開始時期 中3以降
楽天での評価 なし
Amazonでの評価 ★★★★★ 星5 ⇒口コミ

入試によくでる数学(標準編)の難易度と到達レベル

入試によくでる数学(標準編)の難易度は易しめで、定期テストの数学でだいたい平均点がとれていれば十分取り組むことができるだろう。
学力がこれに満たない場合は、もう少し易しめの計算問題集などに取り組んだ後、2冊目の問題集とすることをおすすめしたい。

掲載されている問題は、正負の数や単項式・多項式などの単純な計算問題に始まり、かなりやりごたえのある文章題なども含まれている。
偏差値が55~65くらいの公立高校を目指す場合には、最適の問題集と言えるだろう。

入試によくでる数学(標準編)に掲載されている例題や類題が身に付いていれば、入試問題で必ず正解しなければならない問題や解けると差がつく問題を取り逃すことがなくなるだろう。

入試によくでる数学(標準編)のページ構成

入試によくでる数学(標準編)には、201問の例題が掲載されている。
これらの例題が各ページの上部分に掲載され、例題の考え方や解法が中段に詳しく書かれている。
下段には例題と同じ考え方で解ける類題が2~4問程度掲載されている。
類題は別冊解答に詳しくまとめられている。

入試によくでる数学(標準編)のおすすめの使い方

解法をかくして例題を解く。
例題が完璧に解けていれば次の例題に進む。
例題が解けなかった場合は、解法を見たあとでもう一度例題を解き直し、続けて類題も解いていく。

解けなかった例題や類題には必ず印をつけておき、10~20ページ程度問題を解き終わった後で再度解けなかった問題を解き直す。
これらを、全ての問題が解けるようになるまで繰り返す。

ただし、整数・1次不等式・作図分野などについては都道府県によって出題の有無がかなり異なる
受験する都道府県の過去問などを確認した上で、しっかりと問題練習するかどうかを判断しても良いと思う。



入試によくでる数学(標準編)の目次と問題数

入試によくでる数学(標準編)に掲載されている201問の例題・類題は以下の通り。

1~7 整数
8 分数
9~13 正負の数
14 比例式
15 連比
16 比例配分
17 正比例
18 反比例
19 正比例と反比例
20~21 文字式
22~24 単項式の乗除
25 多項式の加減
26 式の値
27 分配法則
28~30 多項式の乗法
31~33 因数分解
34 多項式の乗法の応用
35~38 平方根
39~41 平方根の計算
42 平方根の小数部分
43 1次方程式の解法
44 等式の変形
45~51 1次方程式の応用
52~53 不等号
54~56 1次不等式の解法
57 1次不等式と1次方程式
58~62 1次不等式の応用
63~67 連立方程式の解法
68~76 連立方程式の応用
77~80 2次方程式の解法
81~83 2次方程式の解
84~89 2次方程式の応用
90 点の座標
91~103 1次関数
104~115 2次関数
116~119 角
120~122 三角形の合同
123 平行四辺形の性質
124 平行四辺形となる条件
125 平行四辺形
126~134 相似
135 平行線と比
136 角の二等分線
137 重心
138~139 中点連結定理
140~147 三平方の定理
148~153 円と角
154 4点を通る円
155~157 円と相似
158~160 円と接線
161~162 内接円
163~164 外接円
165~166 三角形の面積比
167 等積変形
168~169 折り重ねた図形
170~171 立体の体積
172 立体の体積比
173 立体の高さ
174~175 展開図
176~179 図形の回転
180~183 最短距離
184~188 立体の切断
189~190 作図
191~197 確率
198 記数法
199~201 統計

問題編ページ数 205ページ
別冊解答ページ数 36ページ
(別冊解答は2段組)

入試によくでる数学(標準編)についてのQ&A

新装版が出版されたようだが、旧版と何が違う?
内容自体はまったく変更されていない
しかし、中身が2色刷りに変更され、表紙も変更されている。その名の通り“新装”版となっている。
旧版は既に絶版となっており、中古品でしか購入できない。
わざわざ旧版を購入する必要はないだろう。
入試によくでる数学(標準編)の次にすすめるべき問題集は?
偏差値70未満の公立高校を目指す場合は、すぐに過去問演習に入って問題ない。
偏差値70以上のトップレベル校を目指す場合はもう少し難しめの問題集に取り組んでおくと安心だ。
入試によくでる数学(標準編)の例題・類題による演習形式が気に入っている場合は、入試によくでる数学(有名高校編)が良いだろう。
が、現在売り切れ中のため、問題形式の似ている高校への数学1対1の数式演習(図形演習)をおすすめする。
問題形式を問わないのであれば、最高水準問題集(高校入試数学)や、日々のハイレベル演習などもおすすめだ。

参考記事






学年一位の彼が隠していた秘密の勉強法

どんなに勉強しても彼には勝てなかった。
学年でもダントツの成績。

塾には通っていないようだし
勉強法を聞いても話をそらされてしまう。

でも、今日ついに彼の秘密を知ってしまった。

彼がカバンを開いたとき、
一瞬だけあの冊子が見えたんだ。

『中学からの正しい学習法』

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