中学数学が得意で難問を解くのが好き?
それなら、とびきりの難問が満載の高校への数学「新作問題演習」がおすすめだ。
新作問題演習は、月刊誌「高校への数学」に掲載されている学力コンテスト(創作問題)を80問かき集めた問題集になっている。
受験レベルを遥かに超えた中学数学の深みを体験するにはこの問題集が最適だろう。
目次
高校への数学「新作問題演習」の特徴まとめ
難易度 | ★★★★★ | 高校入試レベルを超えている |
問題数 | ★★☆☆☆ | 120問 |
内容 | 数学マニア向けの演習書 | |
ページサンプル | なし | |
使用開始時期 | 入試対策完了後の力試し | |
楽天での評価 | 取扱なし | |
Amazonでの評価 | ★★★★☆ | 星4 ⇒口コミ |
高校への数学「新作問題演習」の難易度と到達レベル
この問題集を手に取ってよいのは、次の人に限られる。
- 灘高や開成高校など、トップレベル高校の入試で数学を得点源にしたい受験生
- 高校入試の数学で満点を目指す受験生
- 数学力を高めたい教師や塾講師
- 数学の難問を解くことに喜びを感じる数学マニア
そもそもこの問題集に掲載されている問題は、高校入試の過去問から採用されてはいない。
月刊誌「高校への数学」で過去に掲載された学力コンテスト(創作問題)の超難問の数々が掲載されているのである。
そういうわけで、「新作問題演習」の難易度は明らかに高校入試レベルを超えている。
まさに、どんな難問が出題されても対応できる数学力を身につけるための難問集と言えるだろう。
受験だけが目当てなのであれば、日々のハイレベル演習や1対1の数式演習(図形演習)をおすすめしたい。
さて、もし「新作問題演習」を楽しんで解けるようなレベルになれば・・・
どうぞ入試で満点をとってください。
高校への数学「新作問題演習」のページ構成
見開き1ページ中、左上に問題が掲載されている。
続いて問題を解く際の考え方と解答・解説が記述されている。
面白いのは、次に書かれている”Data Box”だ。
ここには、月刊誌「高校への数学」の学力コンテストに応募した有志たちの正答率や、よく見られた解法、誤答例などが掲載されている。
問題によっては、最後に高校入試で過去に出題された類題が掲載されている。
類題の解答は書籍の後ろにまとめて掲載されている。
高校への数学「新作問題演習」のおすすめの使い方
面白そうな問題から順番に手を付けていけばよい。
受験勉強として堅苦しく取り組むのではなく、難問を解く過程を楽しむくらいの気持ちで取り組むべきだろう。
難問もここまで来ると、解法を見て解答を覚えるという勉強法はほとんど意味をなさなくなる。
むしろ、問題が解けるまでひたすら悩み、時間無制限に考え抜く方がよい。
問題に対して色々な切り口で悩み抜く経験こそが数学の力を鍛えてくれることだろう。
高校への数学「新作問題演習」の目次と問題数
第1部 数式編
第1章 文章題
問題 12題
類題 6題
26ページ
第2章 整数
問題 7題
類題 4題
14ページ
第3章 場合の数・確率
問題 9題
類題 3題
18ページ
第4章 関数・座標
問題 10題
類題 6題
23ページ
第2部 図形編
第5章 直線図形
問題 9題
類題 2題
18ページ
第6章 円
問題 14題
類題 4題
28ページ
第7章 立体
問題 10題
類題 7題
22ページ
第8章 動く図形
問題 9題
類題 5題
18ページ
ミニ講座 4講座
合計問題数 80題
合計類題数 40題
問題編ページ数 178ページ
解答編ページ数 20ページ
高校への数学「新作問題演習」についてのQ&A
しかし、「新作問題ベスト演習」の方は、高校への数学が創刊されてからはじめの20年間の内容から選ばれた問題となっている。
これに対して、ここで紹介した「新作問題演習」は次の20年間(創刊21年目から40年目)の内容から選ばれた問題となっている。
問題の中身が全く異なっているため、2冊とも買っても問題の重複なく楽しむことができる。
最近の問題が練習したいなら「新作問題演習」に取り組むのがおすすめだ。
毎年6月頃に発売され、1ヶ月程度で売り切れる。
買い逃した場合は、高い転売品か中古品を買うか、あるいは東京出版の公式サイトで購入する必要がある。
こちらの公式サイトに各年ごとの改訂状況が整理されているので、心配な場合は確認してみることをおすすめする。